2011年5月9日月曜日

座談 昭和23年 新年号

1948


誌 名 座談 昭和23年新年号 第2巻第1号
発 行 文藝春秋新社
発行日 昭和23年1月1日
発行人 池島信平
編集人 鈴木貢
目次画 澤田正太郎
印刷人 大橋芳雄
印 刷 共同印刷株式会社
判 型 A5判 平綴じ 表紙共全68ページ
定 価 25円(奥付、しかしオビの価格は20円)


【ひとこと】きょねん紹介できなかった『座談』が手に入った。順次ごらんにいれます。まずは新年号。いかにも正月らしい絵だけれど、それぞれの位置や向きが、いささか気になってくる。ひかりと影もおかしな案配。だが、それを指摘しようものなら、花森安治はきっと「だいじなのは構図、色彩と配置のバランスだ」というに違いない。そう言われてみると、なるほど在るべきところにピタリとある。

さいわいにもページの間に挟まって、オビがのこっていた。オビといっても表紙にまき込んでいるのではなく、表紙の下部に貼る式で、すぐ剥がせる。しかし、創刊号のオビに記していた「お捨て下さい」の但書はなかった。このオビは、おそらく花森のあずかり知らぬところだったのではないか。電車の中吊り広告のようだ。

新年号に附されたオビ
創刊号に附されたオビ