2010年11月3日水曜日

週刊朝日別冊 昭和32年第1号 新春・お楽しみ読本

1956

誌 名 週刊朝日別冊 昭和32年第1号 新春・お楽しみ読本
発 行 朝日新聞社
発行日 昭和31年12月10日
編集人 扇谷正造
目次画 小絲源太郎
判 型 B5判 平綴じ 表紙共全172ページ
定 価 70円

【ひとこと】このころ暮しの手帖社は西銀座にあった。戦争で焼け残ったビルの3階1室を借りていた。まわりは高級クラブやキャバレーがひしめいて、夕暮れともなれば、華やかに着飾った女性たちが、アリの巣にすいこまれるように雑居ビルの中へと消えていった。ときは神武景気。師走のイブ、銀座の路地では兵隊のようにサンタ姿がくりだし、そこかしこで客集めをしていた。この年の経済白書は「もはや戦後ではない」と記している。楽しげな絵なのに、どこか悲しい。