1956 |
誌 名 週刊朝日別冊 昭和31年第6号 特集日本映画
発 行 朝日新聞社
発行日 昭和31年10月10日
編集人 扇谷正造
目次画 高野三三男
判 型 B5判 平綴じ 表紙共全172ページ
定 価 70円
【ひとこと】婦人のプラカードにある「太陽族映画」とは、この年に封切られた日本映画『太陽の季節』『処刑の部屋』『狂った果実』のことで、ともに石原慎太郎原作である。いまでは想像もつかないが、当時はこれが公序良俗をみだすと社会問題にまでなった。けれど慎太郎裕次郎兄弟は、旧態に挑むそのかっこよさで世の若人を大いに魅了した。都知事をつとめるお兄さんは、老いてなお血気盛んである。ちなみに当時の日本映画は封切館で100円。国民娯楽の雄であった。