花森安治カレンダー2015 本体表紙 |
出ました!
花森安治 calendar 2015
かわいい。おッしゃれー。ゴッツイケテル。やばッ。
ちかごろの若者ことばといったら、小生のような老人には、ねぇ。
ウン、つまるところ、とてもいいと言ってるのでしょう。
上質な用紙と印刷技術によって、花森安治の原画の美しさがみごとに再現されています。
表紙の絵は、1951年発行『暮しの手帖』12号。カレンダーには3月の絵柄としてつかわれています。洋館の庭にポピーらしき花がらんまんに咲く光景は、シュトラウスのワルツのように春のよろこびを明るく浮き立たせ、おもわず立ちどまりたくなるほど——。
10月25日は花森安治の誕生日。ことしは生誕103年にあたります。
花森安治のもとで働けたことに、いま大きな幸せを感じます。たとえば編集部でのお茶の時間、花森が与謝野晶子の歌をそらんじたことがありました。
ああ皐月 仏蘭西の野は火の色す 君も雛罌粟 われも雛罌粟
——雛罌粟(コクリコ)とはひなげし、ポピーのこと。虞美人草ともいいます。真っ赤なポピーがいちめん咲きみだれる中に、晶子と鉄幹の熱く昂揚するおもいが野にあふれています。大らかですてきだね、と讃えました。晶子にとってポピーは恋の花であり、その感性を、花森もまた受け継ぐ日本人であったとおもいます。ちなみにポピーには赤やオレンジ色ばかりでなく明るい青色もあるんですね。
花森安治カレンダー2015 本体ウラ表紙奥付 |
花森安治カレンダー2015は、絵のほかに表紙につかわれた写真もふくまれます。どれも花森による構図で撮影されたもので、身近なモノをならべるだけでも、構図の妙によって美しいアートに変わることをおしえられます。じっくり見ると、モノそれじたいが独自の美しさを持っていることにも気づかされます。編集者花森の多彩な表現力のひとつです。
花森安治カレンダー2015 卓上タイプ |
卓上版もいいですよ。
(猫の置物は別、吾輩も猫ずきなのである)
花森安治カレンダー2015についてのお問合せ、ご注文はグリーショップまで。
http://www.greenshop.co.jp/