1955 |
誌 名 週刊朝日別冊 昭和31年第1号 迎春お笑い読本
発 行 朝日新聞社
発行日 昭和30年12月10日
編集人 扇谷正造
目次画 清水崑
判 型 B5判 平綴じ 表紙共全172ページ
定 価 70円
【ひとこと】表紙から、画題がなくなるとともに、<表紙の言葉>欄もなくなっている。絵に語らせていることを、さらに作者が語るのもおかしなもので、前掲した花森のことば通りなのだ。
見るがわの想像にゆだねられると、日本の父親の心象風景がうかぶ。イブにサンタになってプレゼントをやっても、またすぐ正月にはお年玉をやらなくてはならぬ。「ぼくにもくれよ」と言いたい。でも、口に出して言えないんだなあ、これがーー。花森曰く「ホンネは弱音だ」。
この絵で注目したいのは、誌名ロゴに特集タイトルの文字を重ねているところ。花森のデザインにしては異例である。