2016年7月15日金曜日

「暮しの手帖」初代編集長 花森安治

暮しの手帖別冊 表紙


誌 名 「暮しの手帖」初代編集長 花森安治 
編集兼発行人 阪東宗文
発 行 暮しの手帖社
発行所 東京都新宿区北新宿1−35−20
発売日 平成28年7月8日(臨時増刊号)

この、ハッセルブラッド(カメラ)を肩にかけているダンディな男性こそ、伝説の天才編集長、花森安治その人です。

かっこよすぎて、見とれてしまう。 うれしくなってしまう。
表紙を見ただけで、酔ってしまうのだから、あとは・・・。

なかを読んで、おもわずうなりました。花森安治のひとがら、その多彩な才能が、さまざまな角度から、あざやかに描かれています。1997年にでた「保存版花森安治」にあった、散漫な印象が、この別冊では、きれいに払拭されていました。だから、 往年のファンはあらためて、花森を知らない若い世代はおどろきをもって、天才編集者の魅力を、じゅうぶん堪能なさるでしょう。

多くの手しごとが、わかりやすく紹介されています。若き日の写真のかずかずが、まさに異彩を放っています。くわしくは、どうぞ下記のサイトをごらんあれ。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/bessatsu/e_2094.html

<花森安治の仕事展 来春開催決定>
 世田谷美術館で、「花森安治の仕事展——デザインする手、編集長の眼」と題する展覧会が来春開催されます。期間は2017年2月11日(土)から4月9日(日)あなたの眼で、華麗でかわいい作品のかずかずを、じかに見てください。

【必見! NHK Eテレ 日曜美術館】
7月17日(日)午前9時、NHK Eテレ「日曜美術館」で、花森安治の描いた『暮しの手帖』30年間の表紙画のかずかずが、初めてテレビで紹介されます。世田谷美術館での展覧にさきがけての放映で、お住まいが遠くて来館のむつかしいかたには好機です。ご家族そろってごらんください。花森安治は、絵を描いても一流であった、それが伝わります。
http://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2016-07-17/31/12617/1902689/ 


【あらずもがなのひとこと】
こんかいの参議院選挙は、きわめてざんねんな結果でした。
美しいものを見ると、こころが和みます。やさしくなれます。
花森安治の願いと祈りが、あなたの胸にとどきます。
こころがざらついたあなたに、ぜひ、おすすめしたい一冊です。
選挙に勝ったと熱狂しているあなたにも、ぜひ読んでいただきたい一冊です!